私がコックだったら主婦の料理には厳しかっただろう!

 

私の所には初級から上級まで幅広い生徒が来ているが、時々上級の生徒同士で「村田先生はレッスンの時にあまり褒めない」と周囲の生徒仲間に嘆くらしい(笑)

それは・・・事実、本当である(汗)

但し・・・それは上級の生徒のみであるが・・・。

ピアノの演奏というものは本当に難しい。

それがたとえプロだとしても、聴衆から好きな様に批評されてしまう。

それは仕方がない事だ。

それぐらい曲の演奏は難しい。

もちろん、だからといって演奏内容をプロ級まで求めるつもりはない。

だが・・・。

以前ここにも書いた様に人間贅沢をしてしまうと、最高級よりわずかに落ちるものでも不満になってしまう。

食べ物などは本当にそうだし、ピアノになればやはり最高級品のスタインウェイを知ってしまうと財布と心臓にとても悪いものがある(笑)

人間適度なレベルで我慢するのが身体にも、財布にも優しいものなのだ。

しかし・・・生徒諸君!

良い演奏はたとえお金がなくて多少貧相なピアノでもなんとか練習して仕上げられるものなのです!

そして、運が悪い事に(?)私はあらゆる演奏に関しては極上の物を既に知ってしまっている。

それは大変残酷な事でどんな演奏を自分で弾いても、もしくはどんな演奏家を聞いても満足できない事もしばしばです。特に自分の演奏に関しては一度も満足できた演奏は、これまで一度も無い。

そういうレベルの高い演奏を一方で生徒に要求する事は酷と思われるかもしれない。

しかし・・・生徒に中途半端な演奏で(いや別に中途半端というわけではないですよ、そこそこみんな、うまく弾いてはいますが)満足させたならば・・・きっとクラシックピアノ音楽の奥深い真髄には一生迫れないだろう。

それぐらいクラシックピアノ音楽の真髄は想像以上の深さでそれに触れた時の感動は

大地を揺るがすほどの驚きだ(ちょっと不謹慎か?)

それゆえ、簡単に現状の演奏で満足せずに是非精進して欲しいと願ってしまうのだ。

事実、私は本当にうまく弾いた生徒ヘの賞賛は惜しまない。といってもおそらく私から賞賛をされた生徒たちは、自分に厳しい方々ばかりなので、それでも自分ではまだまだだ、と思っている人が全員であろうけれども。

そういうわけで・・・私から褒められないからと嘆かずに、名演奏を目指して精進して欲しいと常々願っている。

しかし・・・生徒たちの褒めて欲しいという気持ちはわからなくもない。

なんたってかなり頑張ったのだろうし、褒めてもらうということがあればそれはそれでうれしいのだろうし、それがやる気にも繋がるのだろう。

まあ確かに中間地点での達成度から見ればそりゃあ、いろんな意味で達成したのだからそれはそれで、良くやったなあとは思うし、認めて欲しいと思うのは当然であろう。

が・・・しかし・・・ここが私の頑固主義たるゆえんである(笑)

例えていえば、これは料理と紙一重である(?)

私は最近料理研究には余念がない。

いろんなメニューをレシピから選んでは挑戦してはいるが、困った事に・・・どの料理の味も自分で大満足なのである(爆)

これはしかし・・いやしかし自分では本当に全部おいしいのだ(単純馬鹿)

いやひょっとして自分はコックとしてもやっていけるのではないか?自分は料理に関しては天才なのではないか?ミシュラン5つ星も夢じゃないぜ!・・・と思ってしまうのだが・・・(激馬鹿)

これは本物の料理の達人から見れば単なる自惚れ大馬鹿野郎である。

おそらく私は料理の本当の奥深さを単に知らないだけである。

逆にいえば、ひょっとすると私はまだまだグルメの味を知らないだけなのかもしれない。

本場のフランス料理や中華料理、日本料理を贅沢に食べて舌が肥えれば・・・きっと自分のレベルの低さに嫌気がさすかもしれない。

私の料理に関してのそれは全くもって精進が足りないピアノ生徒の様な物である(笑)

 

では・・・もし私がピアノ講師ではなく、コック長だったら・・・やっぱり全然褒めないコック長だったに違いない(笑)

料理はピアノに似ている。極めれば極めるほど難しいだろうし、奥が深い(いや私の料理はD級グルメですがね(汗)

・・・というわけで・・・日々忙しく、なかなかメッセージを更新していないなあ・・・と思いつつ、ようやくメッセージを書いてくれたか!・・・と思いきや、なんだ?生徒への辛口コメントですかぁ?と思われそうですが・・・それはそれ、愛のムチと思って精進下さいませ(許・汗)

 

2011.6.20